Rest time: Tuesdays (open if Tuesday is a national holiday) Business hours and holidays are subject to change, so please check with the store before visiting.
吉祥寺の「トムネコゴ」は私語厳禁の小さなカフェ。井之頭公園沿いのアパートの一室がカフェになっていて、定員はMAX10人くらいかな。お店を1人で切り盛りするのは、20代の頃に読書に目覚めたという沖縄出身の店主・平良さん(♂)。「何にも邪魔されず、本の世界にどっぷり浸れる空間をつくりたい」と、このお店をオープンされたそうです。平良さんはどこか浮世離れしていて、ジブリの世界からやってきたような不思議な雰囲気を纏う方です。私はこのお店の雰囲気、というか平良さんの圧倒的センスの良さに尊敬の念さえ感じています。初めて訪れたのは、ライターとして活動しはじめた2年前の秋頃。担当していたカフェ特集の取材でした。「あぁ、センスがいいってこういう事だな」と心底感心したのを、今でも鮮明に覚えています。内装はとてもシンプル。レコードプレーヤー、木製の古い家具、昭和なガラス戸、本棚に古書が並んでいます。「昔ここに、芥川龍之介 or 太宰治が住んでいました」って言われたら信じてしまいそうな、そんな雰囲気です。お昼にはクラッシック音楽、夕方にはレコードプレーヤーからジャズ音楽が聴こえてきます。遠くには公園で子供たちが遊ぶ声を微かに感じながら。本当に落ち着きます。メニューは平良さんがブレンドした特製のネルドリップコーヒー、トースト、クッキー、手作りチーズケーキ(コレが美味い!)。そんなもんですが、読書のお供には十分です。実は私、もともとそんなにコーヒーが得意ではなかったです。2年前、ここで飲んだ一杯がきっかけでコーヒーが大好きになりました。布で淹れるネルドリップは、コーヒーのオイルが紙に吸われずちゃんと残るため、コクと果実味をしっかり感じられるんです。豆そのものの魅力をダイレクトに味わえ、雑味のないスッキリとした淹れ方にも、平良さんのセンスを感じます。予定のない休日がポンとできたら、とっておきの一冊を手に、トムネコワールドに飛び込んでみてください。想像以上の充実した時間を体験できるでしょう。