JR蒲田駅西口を出て、アーケード街とバス通りの間のごちゃっとしたエリアにある居酒屋です。外観も地味で気が付く人はいないだろうという感じですが、しっかりと営業中でした。店内はテーブルとカウンターが混在する昭和風テイストです。TVに向かったカウンター席に陣取り、まずは生ビール大ジョッキ＠650円です。出てきた大ジョッキはまさに「昭和の大ジョッキ」です。これを片手で軽々と持ち上げてグビグビと一気飲みをしたじいさんらがいて、昭和の高度成長期を支えたのだと思うことにします。つまみに茄子の煮びたし＠350円をオーダーします。厨房は二階のようで小型エレベータでやりとりしています。これもまた昭和の煮びたしという雰囲気満載の逸品でした。何かこう、懐かしくて大事なものを見つけたような気分になるお店でした。

とにかく生ビールが飲みたくて、JR蒲田駅で降りることにした。出たのは西口である。狭い路地へ入り込み、チェーン店ではない店をさがした。看板と店構えからしていかにもそれらしい飲み屋を見つけた。客は２名。いずれもテレビを黙ってみている。カウンター席……これがまた変わっていて長いテーブルを真ん中で仕切っていてカウンター席のようにしている……に座り、生ビールを注文。その直後、メニューを見たら、「大生６５０円」と書いてあったので、すかさず「大生ね」と訂正する。ポスターによるとサッポロの生。ついでくれたのはおばあちゃん。しかし、これが大変うまかった。ジョッキもきちんと冷えてるし、泡もきめ細かい。おばあちゃん、なかなかやるじゃないか！そこらの若いやつが注ぐ生ビールよりもずっとうまいよ。ポテトサラダ（４００円）は手作りっぽくて悪くなかった。あとは、冷やっこ（２５０円）を食べた。フライものとかが多いようだ。酎ハイは２６０円と安く、輪切りのレモンもきちんと入っているが、炭酸がまったく効いてなかった。また、行ってみようと思う。