ハバノス公認のシガーバーであることや駅から遠い麻布飯倉という立地からも普通の人は来ないので客層が面白い。アメリカンクラブがあったり、大使館も多い立地から外国人のお客さんの比率が高く、VIPクラスの方が隣に座っていることも多いお店。シガーの品揃えはもちろんのこと、外国人の来店が多いことからジャパニーズウイスキーも豊富。その他、シングルモルトも豊富。マスターは飯倉という立地からそうなっていると仰っていたが、本店ながらも他の店舗と比べても羽を伸ばした自由な取り組みをしていて、アットホームなお店。

バーでひとりで葉巻を吸っていると、どうしても周囲の会話が耳に入って来てしまいます。小声で話す紳士もいますが、若いカップル、グルーブが大声で話していたりすると、その音から逃げることができません。ツッコミどころ満載の会話を聴きながら、葉巻を吸っても落ち着きません。どんな高級なバーでも客層がそのバーの雰囲気を決めてしまいます。その点、このシガークラブのバーはシガー好きしか集まりませんから、会話もすべて葉巻の話。耳に入って来ても不快さはありません。真剣に葉巻を吸う時はココ一択です。

シガー好きとしてはやっぱり行ってみたくて移動途中にふらっと来店。とても小さな店内。ウェスティンと同じくらい。こちらは、小さなバーカウンターがある。3脚だったかな。あとは、ソファが2席ウォークインヒュミドールから選んで、火をつける。飲み物も有名どころの洋酒、ソフトドリンクから選べる。ラインナップは完全にハバノスオンリー。僕みたいなドミニカ好きにはここ注意。平日の18:00に来店。誰もいない。お店の方は男性と女性。僕がシガーに火をつけるとお店の方々も仕事をしながらシガーを嗜んでいる。うらやましい。途中で外国のビジネスマンの方が来店。お店にシガーを預けているようで完全な常連。その場でドキュメントチェックなんかしてたりして格好いい。帰り際に30代だと思われる男性が来店、こちらも完全に常連で私服。慣れた手つきでシガーを選びちゃちゃっと火をつけてる。ほとんど自宅感覚に見えた。店員とも仲がいいようだ。楽しそう。本店だからお堅い感じかな、と思ったがむしろウェスティンやコネスール系列の方がお堅い感じ。意外だなぁと思いつつも、このあたりを通りがかる用事があれば再来したい。本日の一本ロメオ・イ・フリエタ ショートチャーチル