レイトリーに続き、曲名が店名になっている店。駅からは少し離れていて、日光街道沿いにある。しかもゲームカフェの看板が手前にあり、一度通り過ぎてしまったほど。閑話休題。ニューヨークというと、どんな曲名が、またはどのアーティストが連想されるだろうか?古くはライザ・ミネリの「ニューヨーク・ニューヨーク」スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」それともクリストファー・クロスの「ニューヨークシティ・セレナーデ」最近ならばアリーシャ・キーズの「エンパイア・ステート・オブ・マインド」これは目私が朝に良く聞いている曲だ。そして外せないのはビリー・ジョエル「ニューヨーク・ステート・オブ・マインド」そして代表曲「オネスティ」が連想される。イントロは明るいが、突如マイナーなコードが挿入される奥深い曲であった。翻って、バーでいつも思うことは、音楽と酒は密接な繋がりがあるということ。私にとってどちらも呼吸することと同様になくてはならないものなのだ。もちろんバーテンダーさんとの会話を楽しむ、それを妨げないBGMであるべきやけど。北千住の街を西に歩く。日光街道を渡り、一旦通り過ぎながらエレベーターに乗り、4階へ。良くあるアジアンな店みたいにいきなり店、ではなく、扉を開けて店内へ。ジャズが静かに流れる落ち着いた店。カウンターはもちろん一枚板である。メニューにないカクテルも作ってくれる。ただし、フルーツは置いていないとのこと。HONESTY original 011,800円ジンがベースでそれにエルダーフラワークランベリーが使用されるショートカクテル。エルダーフラワーは女性化粧品などにも使用されるものらしい。KOVALのドライジンはかなり度数も高く、効く。マスターと北千住界隈のバー事情などの話をし、次なる酒をオーダーする。名もなきカクテル今度はウオッカベースのショートカクテルでさっぱりしたものをお願いした。正式な名前はないと言う。果たして、お願いした通りのイメージ。CIROCのウオッカにクライナーファイグリング役者は揃った。今夜はこの爽やかなアルコールの海に溺れよう。ふと、傍らを見ると何かがない。そうだ、先ほどの店に傘を忘れてきたのだ。歩いて行けば5分ほど。歩けなくはない。おかげで酔いが少しさめてしまった。そんなこんなでありがとう。