野猿街道沿いにある、ちょっとオシャレな料理屋さん。気軽な食事としての天ぷらをはじめとして、富山県氷見産の刺身や本格的なフグ料理も揃っています。2011年にリニューアルしたとあって、和の雰囲気を含めながらも外観、内装ともスタイリッシュで小奇麗。それでいながら奥のキッチンで静かに音を立てる天ぷら油から、料理人の真摯さを感じ取れます。右手の半個室席や奥のテラス席など、大事な人との和み溢れる食事にピッタリなお店。敷居が高そうと感じる方は、休日に1,500円前後で楽しめるランチ時間帯から入ってみるのがいいでしょう。ランチもディナーも、ご飯おかわり自由なところが嬉しいです。●柚木御膳 1,300円お昼のランチも種類豊富。刺身、かきあげ天、小鉢、赤だし味噌汁、ご飯(おかわり可)が付く柚木御膳が手軽でしょうか。本ワサビではないですが、旨みが持続するマグロ、イカの刺身は特別でないながらも美味しいものです。メインとなるかきあげは、小さめのまいたけ、ネギ、そして硬めな身の小海老が沢山。小海老の自己主張が強くてしかも脂濃いですが、クドすぎなくてご飯と一緒に食べていくと負担がないです。赤だし汁など、全体的に脂っこくしょっぱめな印象ではあります。●天ぷら定食 竹 1,700円昼でもオーダーできる、2品ずつ揚げ立てを持ってきてくれる天ぷら。竹は8品の天ぷらが付きます。ツヤがあってほぐれの良いキスが格別に旨くて、繊維の食感を持ちつつコクのあるレンコンも見事。プリッとした海老、そして昼よりもグレードアップした小海老倍増のかき揚げがボリューム満点でお腹一杯。天つゆ自体も適度な香りで、大根おろしを溶かしすぎずに食べると美味しさが引き立ちます。●山崎ハイボール 550円薄めに作ってくる一般的な居酒屋と違い、本格的なウイスキー独特の苦味がしっかり出ているハイボール。スッキリとしたシャープな味わいで、漂う樽香がレモンとマッチしています。店員さんも優しくて気配りのできる方が多いです。夜は地元の富裕層が立ち寄る団欒の場となることもあり、京王堀之内エリアの高級店と言えそうです。【2012年11月 初来訪 written by seshimo3】