会社の周りに会社終わりに寄れる、ピンとくる居酒屋がなくて、いつも水道橋で飲むのだが水道橋も意外とチェーン店が多く、本当にいいと思える店は多くない。そんな中、同じビルのラッキー飯店と、天ぷら屋をランチで利用した際に気になっていたこちらを予約。外にメニューはあるものの価格表示はなく、居酒屋ではなく、「日本料理」という表記が看板にあるので一限には少し敷居が高い。しかし、いざ、入店してみると、カウンターの頭上に手書きの短冊メニューがずらりと並び、全く「範囲内」の価格設定である事が確認できた。既に店内は常連らしき先客でほぼ満席。ご夫婦で切り盛りしている模様。生を頼むとキンキンに冷えたジョッキ（細グラスではなく、サイズダウンしたものでもなく、きちんとした大きさのジョッキ）で、登場。あっという間に飲み干した。お通し（切干大根）：出汁がいい塩梅で美味しい。お通しで店のレベルがわかる。刺身の盛り合わせ：本鮪中トロ、本鮪赤身、天然平目、北海地だこ、やりいか。薄すぎず、厚すぎず、各素材にあった厚み。鮮度良し。この時点でかなりお店への信頼度が上がった。白子ポン酢：大きな白子は口に入れると弾けて、そして、濃厚な味を残した。日本酒がすすみすぎる。あしらいもきれい。ゲソ唐揚げ：ぷりぷりで甘い。あじのなめろう：刺身でいける鯵を味噌とたたき、酒泥棒な一品にしあげたもの。ぶりかまやき：ほじほじ。アジフライ：自家製のタルタルがたっぷり。煮カツ：甘すぎない、いい塩梅の煮汁を吸った衣が美味しい。一見強面の店主は愛想は良く、接客も丁寧。女将さんもよく気が付く。良き肴に酒がすすみすぎて、日本酒720ml瓶を2本、黒霧720mlを1本空けてしまった。大将が気を使って、数品サービスしてくれたのも、嬉しかった。料理が旨く、どれもきちんと調理されている事が分かる。居酒屋ではなく、日本料理と銘打つのも納得。良きお店に出会った。リピートは非常にあり。※喫煙OKなので、それで文句をいう人は別の店に行った方がいいです。

小石川のとあるマンションの一角に隠れるように構える日本料理/和食居酒屋。料理を待つ時間が気にならなかったのは、心が澄み、穏やかであったからか。お店の空気感がそうさせてくれたように思う。メニューは、お魚が中心。刺身に焼き、揚げ、煮付けがラインナップされ、素直に迷えてしまう。同時に、1回で楽しみきれない感じが好印象。また、コンパクトな店内は明るく清潔感を備え、カウンターにテーブル、小上がりも完備。厨房は店主おひとりで切り盛りされており、まことに機敏。尚、店主は一見強面な感じなのだが（ごめんなさい…）「お待たせしてすいませんね」という言葉など、そのお気遣いがうれしい。ギャップ萌えというヤツかもしれない。特に意味は無いのだが、珍しく日本酒を求めずな夜だったので、そのラインナップは分からずじまい…。次回訪問時の課題としませう。---《いただいたメニュー》---◆鯖一夜干し@650円半身をさらに2つに切り分けて頂ける。身に乗る脂は潤沢であり、甘味も充分。淡白な御身を香ばしく彩ってくれる。身のふっくらさも良い塩梅で、ボリューム的にも満足度高めに収まる。◆海鮮かき揚げ＠750円海鮮ネタは、桜海老＆烏賊。ソロでいただくには多すぎるくらいに、ボリュームも充分である。（きっと2人前想定だと思うが……）生姜が多分に効いた天つゆは、お好みで。気になったのは、衣の厚さ。素材たちの輪郭をボヤかすような感じが、少々勿体なく思った。サクッと弾けるような食感が欲しかったところ。◆鯵のなめろう@750円軽めなしょっぱさ、鈍いねっとりさ…安心・安牌な一皿。アクセントは脇に添えられた茗荷にて。◆ハイボール@480円◆レモンサワー@450円◆お通し@300円---《利用シーン＋α》---・ソロで夕食・平日19:00頃に訪問・待ち時間ゼロで、カウンターに着席

再開発により立ち退きせざるをえなかった「いけ増」時代から通っています。友人Sさんと飲むときは必ずココと決まっています。刺身が絶品です。うまい刺身を、落ち着いたお店で食べたければ「小ぐら」さんに限ります。そのくらいおいしいです。友人と17時半から飲んで、22時前に友人が帰り、そこからカウンターのお客様とマスター夫妻と２時まで楽しい時間を過ごしました。また行きます。